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まだ終わらない楽天(4755) 、TBS(9401)の攻防戦

楽天 <4755> がTBS <9401> 株の売却を決めたことで、三木谷浩史楽天社長の野望はついえてしまいました。「インターネットと放送の融合」は実現しなかったのです。既存メディアに対する振興勢力の敵対的経営統合戦略がいかに達成困難なことであるかを改めて認識させられる形になりましたが、これで楽天とTBSの攻防戦が終わったわけではありません。

 株式市場ではすでに「楽天完敗」との見方が一般的になってしまっています。しかし楽天にとって肝心なのはここからです。楽天はいまなおTBSの発行済み株式19%超を保有し、同社の筆頭株主です。しかも楽天はTBSに対して保有株の買い取りを求める権利を取得、それを3月31日行使しましたが、問題は価格です。

 楽天の平均取得価格は3000円前後であり、いまはそれが1300円前後となっています。最近の安値は3月12日の1143円であり、それよりは少し上ったことになります。それでも買い値からは56%ほど下げていて、楽天にとって大変な損失になったことに変わりはありません。

 それだけにどんな価格でTBSに買い取ってもらうか。楽天はどんな要求も出来るのですが、TBSはもちろん受け付けません。そのため今後は価格をめぐっての激しい攻防戦が予想されます。最悪当事者同士では価格が決まらない恐れがあります。1カ月ほどかけても決着しなければ裁判所の調停を仰ぐことになり、これまた決着まではかなり時間がかかると見ておくべきです。

 また楽天の戦略としても、急いで価格を決めてしまうのは好ましくないでしょう。というのは、東京市場が回復に転じているところであり、TBS株もその波に乗る可能性があるからです。新年度に入り、各社の新番組がスタートしましたが、TBSのそれが面白そうでもあり、視聴率も回復、株価も上向く確率が高くなっています。

 この点を考えると、楽天としてはなるべく高く設定、株価の上昇に合わせて引き上げるくらいの作戦が求められます。ただ楽天がすでに現在水準を基準にして買い取り価格を決めてしまっているなら(これはないと思われるが)、TBSとしてはなるべく早期に楽天の要求価格で買い取ってしまった方が得策です。内心の笑いを隠し、速攻で応じてしまうべきです。理由は前述したのと同じで、TBS株は今後上がる可能性が高い。こう考えられるからです。

 楽天とTBSの株買い取り問題がどう決着するか。両社株の株主にとって、しばらく簡単に株を動かせない日々が続きます。(執筆者:北浜流一郎 株式アドバイザー)
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2009.04.02 Thu l 楽天 l top
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