スイングトレードの法則 出来高分析で仕掛けがわかる


スイングトレードの法則 出来高分析で仕掛けがわかる

平均出来高(オードボリューム)の増減から、相場の未来を予測する!!
マーケットの天井や底を見極めろ!
「オードは本当に良い仕事をしてくれた。投資家やトレーダーが知らなければならないことは完全にカバーされているうえ、いろいろな図とチャートが満載され、とても読みやすい。特にトレーダーたちがよく見逃している『追い風に乗る』ためのトップダウンアプローチは絶品だ」――デシジョンポイント・ドット・コム社の創設者であるカール・スウェンリン社長
平均出来高の増減は将来を予言する!
価格と出来高の分析に基づくトレード手法は、すでに実証済みのものである。20世紀前半にリチャード・ワイコフによって開発されたこの手法は、多くのトレーダーたちに一貫して利益をもたらしてきた。25年以上にわたりアメリカ証券界の第一人者であるティモシー・オードは、ワイコフの出来高分析による売買テクニックにさらに磨きをかけ、極めて勝率の高いトレーディングプログラムを開発した。本書はその貴重なトレーディングアプローチの奥義を公開し、皆さんと共有しようとして執筆されたものである。

簡潔で読みやすい本書には、株式から商品に至るいろいろなマーケットで勝率の高いトレードができるトップダウンアプローチの神髄が盛り込まれている。本書を精読すれば、時の試練に耐えた彼のトレード手法の本質とその使い方が理解できるだろう。本書の主要なテーマは次のようなものである。

* マーケットのセンチメントを読むことによって、メジャートレンドが強気か弱気かや天底の時期を予測する
* マーケットの広がりと出来高、それにモメンタムの指標を併用して、タイムリーに売買シグナルをとらえる
* マーケットのメジャートレンドと同じ方向に進む最強のセクターを見つける
* その最強のセクターのなかで最高の銘柄を選ぶ

このほか、個別銘柄と株価指数の出来高を分析することによって、強気・弱気のセットアップを確認するいろいろなテクニックも紹介されている。こうしたツールを駆使すれば、ひとつだけのシグナルや直感、あるいは耳寄り情報などによるランダムなトレードではなく、マーケットが語りかけていることに耳を傾け、それと同調したトレードができるようになるだろう。マーケットで勝利するためのトレーディングプランについても、その手順を追ったステップがかなり詳しく述べられている。「メジャートレンドの判断→最も強いセクターの確認→そのなかの最高の銘柄の選択」といった彼のトップダウンアプローチを実行すれば、小さなリスクで大きなリターンを手にできるだろう。本書はその実践的な手引書である。
スイングトレードの法則 出来高分析で仕掛けがわかる







EDF株にみるオードボリュームによる買いの条件


EDF株は1億株のオードボリュームを伴って50ドルの安値をつけた。
EDF株はそこからあげた後、再び下落して49.50ドルの新安値を付けたが、この二番目の下降レグのオードボリュームは2500万株だった。このときのオードボリュームは最初の下降レグに比べて75%も減少している。こうしたときは、前の安値(50ドル)よりも上で引けたときが買いシグナルとなる。(一番下の矢印が買いポイント)

この株のエネルギーがそれまでの下落から上昇に転じたことから、次の上昇レグのオードボリュームは急増している。(前の下降レグ2500万株と比べ、その3倍の7500万株になった)




オードボリュームを使った売買テクニック実例


オードボリュームとは上昇レグと下降レグの日次の平均出来高である。レグとは、2つのスイングの間の上昇局面や下降局面を指す。 2007年2月後半に売りシグナルの出たJPモルガンチェースを見てみよう。 50.68ドルの高値に向う上昇レグのオードボリュームが1400万株と、前の上昇レグ(1100万株)に比べて増加したのは、上昇エネルギーが強まっているという強気のシグナルであり、株価はさらに上昇すると見られる。

次の高値(51.33ドル)に向う上昇レグのオードボリュームは、前の上昇レグと同じ1400万株である。50.68ドルの高値に向う前の上昇レグよりもオードボリュームは増えてはいないが、これは上昇エネルギーがまだ衰えておらず、株価の上昇がまだ続くことを示唆する強気のサインである。

しかし、51.95ドルの新高値に向う上昇レグのオードボリュームが999万株と、前の上昇レグ(1400万株)に比べて30%減少したことは、上昇エネルギーが3分の1ほど弱まったことを意味しており、これは弱気のサインである。





監修者まえがき
本書はティモシー・オードが、主として出来高と価格との関連性に着目したテクニカル分析について書いた“The Secret of Price and Volume”の邦訳である。さて、テクニカル分析について書かれた書籍を読むことの楽しみの一つは、自分では思いつかないトレードのアイデアを発見することである。これは何も初心者のトレーダーだけに言えることではなくて、ベテランのトレーダーであっても、自分が過去において省みなかったツールや指標が他者の手によって意外な形で用いられ、有効に生かされていることを知ることは、己の見識の狭さを実感するとともに、技術や知識を再確認し向上させる良い機会でもあるのである。その意味では、こうした古典的なテクニカル分析について述べられた書籍を読むのはむしろベテラントレーダーにとって価値ある行為なのかもしれない。

ところで、一般的にテクニカル分析は「アート」であると言われる。なぜなら、テクニカル分析の実践者にはマーケットの各局面に応じて臨機応変な解釈・対応が要求され、それはどこまで行っても完成するということはなく、ルール化することすら不可能であるからだ。すなわち、ここで言う「アート」とは「技術」という意味合いよりも、むしろ「芸」というものに近い。そして芸であればこそ、そのノウハウは考案した個人に帰属しており、普遍化・共有化されることがない。このために、私の見たところ、テクニカル分析について書かれる書籍は30年前のそれと現在のそれとを比べても内容的にはほとんど違いがない。現に著者も述べているとおり、本書も古(いにしえ)のリチャード・ワイコフのトレード手法にヒントを得て書かれている。

だが、ここで誤解しないでもらいたいが、その事実は何も本書の内容が陳腐化していることを意味しない。たしかに現在、機関投資家の世界ではテクニカル分析によって運用されるファンドは極々少数を除き、めったに見ることができないのが現実であるし、数理的なモデルを用いてトレードする最先端のファンドにおける運用手法においては個人的な芸の入り込む余地はほとんどなく、それらは純工学的・数学的なものである。(全文を読む)

目次
監修者まえがき
まえがき
謝辞

第1章 成功するトレーディングへの道 (立ち読みページ)
証券マンとして
テクニカル分析への第一歩
マーケットの生徒
仕事と生活のインフラ整備
マーケットの時間枠
リチャード・ワイコフとの出会い
価格と出来高の関係
私のトレード手法

第2章 私のトレーディングアプローチ
トレードの時間枠
トップダウンアプローチ
メジャートレンドと歩調を合わせる

第3章 株価と出来高の物理学
オードボリュームによる売買シグナル
強気のセットアップ
結論

第4章 株価と出来高の関係
スイングにおける出来高の分析
出来高の比較によるギャップトレード

第5章 スイングの株価と出来高とオードボリュームのルールの併用
レグのオードボリュームとスイングの出来高のルールの併用
価格を動かす出来高とトレードの時間枠
長期と短期の時間枠チャートの併用
まとめ

第6章 「追い風に乗る」トレード手法
マーケットのメジャートレンドを見極める
マーケットの広がりの分析
出来高の分析
モメンタムの分析

第7章 セクターと個別銘柄の分析――マーケットのセンチメントの大切さ
セクターと個別銘柄の分析
投資家のセンチメントから株価の転換点が分かる
まとめ――各種指標のコンセンサス

第8章 金鉱株――その長期見通し
PRTGレシオ
金鉱株のエリオット波動分析
「サード・タイム・アップ」と出来高の分析
「ブレイクアウト」の分析
金鉱株の今後の予想
最後に

第9章 まとめ
ステップ1――マーケットのセンチメントを読む
ステップ2――マーケットの広がり・出来高・モメンタムの分析
ステップ3――最も強いセクターを見つける
ステップ4――最高の銘柄を選ぶ
まとめ
著者紹介
ティモシー・オード(Timothy Ord)
S&P500とナスダック、それに金鉱株のトレードに関する電子アドバイザリーニュースレターである「ザ・オード・オラクル(The Ord Oracle)」の社長・編集長・発行者。アメリカ証券界では何回もトップマーケットタイマーのベスト10入りを果たしており、アナリスト予想の評価リポートであるタイマー・ダイジェストは彼を2005年(2005年1月13日~2006年1月13日)の「トップゴールドタイマー(Top Gold Timer)」に、また2004年には「ナンバー2 ゴールドタイマー」と「ナンバー5 S&P500タイマー」に選んだ。一方、彼が1991年に開発したニューヨーク証券取引所(NYSE)のTICK指標は、今でも短期株式トレーダーの間で広く使われている。さらに、日次の平均出来高の変化によって、個別銘柄や株価指数の騰落を予測する新しいソフトプログラムである「オードボリューム(Ord Volume)」を開発し、これも今では全世界のトレーダーに利用されている。彼のウエブサイトは http://www.ord-oracle.com/ 。

本書への賛辞
「リチャード・ワイコフの再来だ。私は1998年秋の株式暴落期にハムゼイ・アナリティクス社を立ち上げたが、そのときからずっとオードには注目している。そして彼のeメールのリポートは毎日読んでいるが、私の株価と出来高、それにセンチメント分析で抜け落ちているところを指摘するその洞察力にはよくハッとさせられる。こうした彼には私の著書『マスター・トレーダーズ(Master Traders)』の1章を書いてもらった。そして今回彼が書いたこの本には、素晴らしいチャートが数多く掲載されている。私は人の本を推薦するようなことはあまりしないが、この本だけは別だ。すべての真摯なトレーダーにぜひとも読んでほしいと思う」――ハムゼイ・アナリティクス社の創設者兼『マスター・トレーダーズ』の著者のファリ・ハムゼイ氏

「本書では真に実践的なトレーディングアプローチが示されている。株式投資家だけでなく、すべてのトレーダーが本書の素晴らしいトレーディングツールを活用できるだろう。とても読みやすい本書には、平凡なトレーダーから神業的なトレーダーにオードを変身させた秘訣が述べられている」――センチメントレーダー・ドット・コム社のジェイソン・ゲッペルト社長

「オードは21世紀の偉大な株式テクニカルアナリストのひとりだ。本書には個別銘柄と株価指数、金鉱株の卓越したトレーディングアプローチが示されており、真摯なトレーダーの必読書である」――キャドベリー・アセット・マネジメントのゼネラルパートナー兼「キャドベリー・マーケット・タイミング・サービス」の発行者のクリストファー・キャドベリー氏
スイングトレードの法則 出来高分析で仕掛けがわかる









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2009.06.13 Sat l 株式投資 l top